勃起不全について考える〜勃起の仕組み〜

勃起不全について考える

ペニスはどのようなメカニズムで勃起するのでしょうか?

 

ほとんどの人はなぜペニスがあのように硬くなるのか知らないのではないでしょうか?

 

そもそもペニスは何からできていて、どんな作り方になっているのでしょうか?

 

ペニスが海綿体でできていることはほとんどの人が知っていると思いますが、では海綿体とはいったいどのようなものなのでしょうか。

 

勃起不全

海綿体はスポンジに似た組織と考えればいいでしょう。細い動脈と多数の小さな空洞が網状になった構造をしています。普段、動脈はその壁を作っている平滑筋によって圧縮された状態になっています。また、空洞も、それを取り巻く網状の平滑筋によって圧縮されています。

 

そのため、ペニスの中を流れる血液の量は少なく、ちょうど空気が抜けた風船のように、しぼんで柔らかい状態になっているのです。

 

ところが、性的な刺激などがあって、その信号がペニスに到達すると、動脈壁を作る平滑筋と空洞を取り巻く平滑筋が弛緩します。すると、圧縮された状態が解放されて、動脈と空洞が広がって、そこに大量の血液が流れ込んできます。すると、ペニスは風船が膨らんだように大きくなるのです。勃起薬は、血管の拡張し血液の流れを増加させる働きがあります。

 

では、ペニスの作りと勃起のメカニズムをもう少し詳しく見てみましょう。

 

ペニスの作りと勃起のメカニズム

 

勃起不全

ペニスの先端は陰茎亀頭と言い、根元も部分を陰茎根、その間を陰茎体と言います。

 

ペニスは海綿体でできています。がそれは陰茎海綿体と尿道海綿体とからなります。尿道海綿体の中央を尿道が走り、亀頭の先端で尿道口として開いています。

 

陰茎海綿体及び尿道海綿体は、白膜によって包まれています。白膜は四緑分厚い強靭な膜で、膠原繊維と弾性繊維でできています。さらにその外側を陰茎浅筋膜が包んでいます。

 

通常、白膜膠原繊維は縮んでなみうっており、白膜の厚さは数ミリです。ところが勃起時には膠原繊維はまっすぐに引き延ばされ、陰茎の長さと周囲の長さは5割ほど増大し、白膜は1ミリまで薄くなります。

 

白膜につつまれた陰茎海綿体は海綿体小柱と海綿体洞(空洞)からなっています。海綿体小柱は平滑筋を豊富に含んでいて、通常は縮んで海綿体全体を縮ませています。

 

勃起時には弛緩して海綿体洞の膨張を助けるという重要な働きをしています。この平滑筋の量は亀頭近くにあるほど少なくなっています。

 

海綿体洞は特殊な血管腔であって、空洞は海綿体の中心部では大きく白膜付近では小さくなっています。空洞は通常は狭く少量の血液が流れているだけですが、勃起時には膨張して大量の血液を蓄えます。

 

空洞に蓄えられて血液の量と圧力によって、ペニスの硬さを大きさが決まってきます。

 

通常の状態にあるペニスの血流を調べると、陰茎新動脈と陰茎背動脈から流れ込んできた血液が、一部はラコウ動脈に行き、されに深陰茎背動脈から流れ出てきてまた一部は尿道海綿体に流れ込んでいます。

 

勃起の仕組み

この際、動脈を形成する平滑筋は縮んでおり、血液の流れる量は少なく、ペニスは小さい状態となっています。

 

所が性的な刺激が起こると、神経の刺激によってラコウ動脈を形成する平滑筋が弛緩し、深動脈と背動脈から血液が大量に流れ込んできます。同時に、海綿体小柱の平滑筋も弛緩して、空洞にも一気に血液が流れ込んできます。そのため、空洞の内圧が上昇して膨らみます。

 

と同時に、流出静脈が押しつぶされます。されに白膜が圧迫され、その内部を貫く静脈も押しつぶされ、血液がペニスの外へ出られなくなります。

 

その結果、血液がペニスの中に閉じ込められた状態になり、白膜は緊張して硬くなり、勃起場成立することになるのです。

 

この際、静脈は完全に遮断されるわけではありませんが、動脈から血液が少量持続的に流れ込んでくることで、勃起の状態が維持されるのです。

 

勃起不全の原因を分類してみました

 

マンネリ
精神的なストレスと不安
お酒の飲みすぎ
性ホルモンの低下
中枢神経の遮断
腰痛など腰の状態が悪い
心臓病
動脈硬化
タバコの喫煙
降圧剤を使用している
前立腺肥大

勃起不全の原因


 

こうして見てみると、原因別の対処方法がわかってくると思います。つまりマンネリを防ぐためには、寝室の模様替えや、あるいは方向を利用し、また場所を変えたりして、気分転換を測ることです。

 

また精神的な不安やストレスも、適度の休息と運動などで解消に努めて、あまりくよくよしないことです。

 

性ホルモン低下には、食事などに気を配ったりして、ある程度の低下を予防することもできます。ほとんど分泌されなくなっても、精力剤などで外部からホルモンを補給する方法もあります。

 

お酒やたばこはあまりとらないようにしてください。腰痛や心臓病、動脈硬化や糖尿病、前立腺肥大なども、その疾患自体を直せば勃起の機能は取り戻すことができるということになるのです。

 

精力は健康のバロメータでもあります。精力減退やインポテンツの原因には、そのほとんどが、通常健康体であれば、起こることはないのです。

 

健康体であれば、精力減退やインポテンツなどの症状が起こることがないのです。ですので、そのような状態になったら、たんに性機能の問題だけでなく、体のどこかに不調があると考えてください。もしかしたら、動脈硬化が進んでいるのかもしれませんし、糖尿病の予備軍の可能性もあります。

 

下半身の不調が一年以上も続いているようでいしたら、人間ドッグに申し込むなどして、精密検査を受けるようにした方がいいでしょう

 

もちろん、それほおのことではなくても、何らかの注意信号であることは確かです。「もう年だから仕方ない」とあきらめたり「そのうちによくなる」などと考えて放置しないようにしましょう。